過去ログ - ロック「お前その髪型なんだよォーー!」レヴィ「?」
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/11(木) 01:27:33.84 ID:oZS3PHOaO


全く要領を得ない俺を置き去りにして景山が背中を向け、入れ替わるように女が俺を見下ろす。


「世話になったわねミスター岡島。いろいろ乱暴な口を聞いてごめんなさいね。それにしても『トゥーハンド』の立ち回りには笑っちゃった。私は銃なんて触ったこともないのに」


肩をすくめ、両手のひらを上に向けた例のゼスチュアで首を横に振る「レヴィ」。

そう、目を丸くし口をへの字に曲げた表情とセットでやるあれ。俺の「知っている」レヴィなら、天地がひっくり返っても、いや、世界が滅んでも絶対にやらない仕草だ。


「あ、それから、終盤はかなり強めにコントロールさせてもらいました。だからいろいろ振り回されて大変だったでしょ?」


続いてサングラスをかけていない「ダッチ」が、気障な黒人がよくやる目配せをして言う。


「ストーリーは平凡だったが、断片としては幾つか興味深いサンプルが採取できた。感謝してるよ」


そして「ベニー」。軽くため息をついて肩をすくめて見せた。


「私としてはもう少々お付き合いしたかったんだがね。スケジュールの都合があった。次の被験者も控えてるし」

「俺はあんたらのオモチャじゃない!」


ベッドで身を捩る駄々っ子の俺に処置なしとでも言いたげに、景山が首を振る。「ラグーン商会」の面々は無言のまま、さらなる俺のたわ言を待っている様子。
俺は口をつぐんだ。


「この元気。すっかり回復してるようですわね」と言って、「レヴィ」が景山に意味ありげな視線を送る。
同時に、部屋のどこかで電話が鳴った。

視界から景山が消え、電話を取る。全身を耳にして景山の声を聞き取ろうとする俺。



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