過去ログ - 男「やれやれ…世界を救ってやるか」
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24:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:31:35.26 ID:wKjeYM8b0
アラヤ「へぇー。この辺りって住宅街なんだ」
なぜか二人並んで仲良く登校していた。
いや、知らない人から見たら仲良く見えるかもしれないが…僕からしたらナニコレ?だからな?
てかこいつ何の香水つけてるんだよ。
かすかに甘い匂いがする。
男「昨日もこの辺りに来ましたよね?」
アラヤ「朝に見るとまた違って見えるものだよ。それにキミが隣にいるからね」
男「そすか。でも時間大丈夫ですか?その制服…」
アラヤ「ん?あ、そうか。ヤバいかも……」
アラヤが着ている制服は隣町の有名な進学校のものだ。
ちなみに僕が着ている制服は家から近いという理由で選んだ普通レベルの公立高校のものだ。
なのでこうして並んで歩いていると人の目を引く。
さっきから同じ高校の奴らが僕の隣をチラチラ見ている。
特に女子。
男「そろそろ僕は学校に着くけど……ってあれ?」
気がついたらアラヤがいなくなっていた。
こっちを見ていた女子たちもいなくなっていた。
キャラメル「よ。今日はお互い間に合ったな。おい、聞いてる?」
アラヤ……アイツは何者なんだ?
もしかして妖怪とか霊なんじゃ?!
僕が変なものにとり憑かれていたから視線がこっちに集まっていたとか?
うん、ないな。
というか正直アラヤの正体なんざどーでもいい。
僕と関わっていてもすぐに飽きるだろう。
僕は僕を演じるだけだ。
この小さな世界の片隅でな。
よし、今日も適当にがんばろーおー(裏声)。
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