過去ログ - 男「やれやれ…世界を救ってやるか」
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37:名無しNIPPER[saga ]
2016/02/08(月) 03:42:53.57 ID:wKjeYM8b0
秋は日が沈むのがはやい。
空がオレンジ色からすぐ群青色に変わる。
僕は家の前で足を止めた。
そして踵を返し、来た道を戻るように方向を変えた。
「あっ、やっと来た。遅かったなあ」
またもや逃げるのに失敗した。
目と目が合わなくても相手がこっちを見れば一方的に戦闘は開始される。
だから気づかれないようにBダッシュせずゆっくりと逃げようとしたのに…。
今ではスライドパッドで忍び歩きまでできるようになった。
おまけにメガ進化……親子愛が世界を変えるだと?
顔だけ後ろに向ける。
男「あれ?アラ…ヤさんじゃないですか。こんばんは。お散歩ですか?健康的でいいっすね。じゃ僕あれがあれなんで、それでは」
こうなったら自然な素振りでサヨナラバイバイまたいつかはないをするしかない。
アラヤ「あれ?家ここだよね?それにアラヤちゃんで構わないよ」
くそっ。やっぱり野良トレーナー戦は逃げられないか。
「ダメだ! しょうぶの さいちゅうに あいてに せなかは みせられない!」ってか?
俺は今もバンバン背中を見せつけてるぞ?
つかなんだアラヤちゃんって。
いきなりフレンドリーすぎるだろ。
顔良しコミュ力良しってか?
アラヤ「実はキミに用があって。ここでずっと待ってたんだ」
知っていたよ。
昨日といい、そんな予感はしていた。
こいつとはもう少しイベントが続きそうだと。
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