過去ログ - 洒落たバーでカシオレを頼んだ男の話
1- 20
2: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/08(月) 19:30:25.65 ID:5ewYfQ9y0



中を覗こうとしたが、店の窓は僕の頭二つ分高い位置にあった。
なんて意地の悪い作りなんだろう。
……でもそれは、外界と途絶した雰囲気の演出をするためなんだって。

そんなことは僕だって知ってる。だから怖いんだ。


ドアを開けた途端、店中の客が“馴染みのない”僕を一斉に見るんだろうか。
それとも、一人ぼっちのさえない男が来たと、影から指を差すんだろうか。

……そう考えただけで、ドアノブを握る僕の手は凍ったように固まってしまう。


そんな僕の手を溶かすのは、今から一週間前に起きた出来事の記憶だった。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
100Res/41.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice