43: ◆qj/KwVcV5s[sage]
2016/02/11(木) 18:05:18.91 ID:QbloZM1ro
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44: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:38:25.42 ID:QbloZM1ro
勇者(今まで旅をしてきて、わかったことがある)
勇者(魔王の命令を理解することができるくらい知能が高い魔物は、)
勇者(自衛のためを除いて、人間を攻撃することは禁じられている)
45: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:38:52.83 ID:QbloZM1ro
谷間の道を抜けると、一件の小屋があった。
エミルは古びた戸を叩いた。
勇者「誰かいますか?」
46: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:39:21.78 ID:QbloZM1ro
少女「だめ、移っちゃう……」
勇者「!」
勇者(体中に青い斑点……)
47: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:39:50.89 ID:QbloZM1ro
勇者「ここに一人で住んでるの?」
少女「うん……」
少女「私はこの先の村で生まれ育ったのだけど、」
48: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:40:23.21 ID:QbloZM1ro
勇者(となると、ここの近くの村には行きづらいな)
勇者(この子と足場の悪い谷間の道を戻るのは無理だろうし、もっと西の大きな港町に向かおう)
勇者「ぼくはエミル。君、名前は?」
49:名無しNIPPER[sage]
2016/02/11(木) 19:40:29.16 ID:R/oeqHYq0
クズ率が高いな
50: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:41:06.43 ID:QbloZM1ro
翌日
少女(お父さんとお母さんにわかるように、扉に手紙を貼っておこう)
【病気を治してもらいにマリンの町へ向かいます、心配しないでね】
51: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:41:45.62 ID:QbloZM1ro
平原
少女「うっ……」
勇者「この辺りで休もうか」
52: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:42:15.08 ID:QbloZM1ro
勇者「病院まで行けたら、もう大丈夫だから」
少女「ごめんなさい、もう歩けないわ」
勇者「じゃあ、ぼくの背に乗りなよ」
53: ◆qj/KwVcV5s[saga]
2016/02/11(木) 19:42:41.70 ID:QbloZM1ro
――港町の門
勇者「よかったね、日の入りまでに着いたよ」
少女「でも……この見た目じゃ、町の人達に怖がられてしまうわ」
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