過去ログ - 橘ありす「十年という歳月がもたらす私という個人の遍歴とそれに伴うあの人との事象」
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名無しNIPPER
[sage]
2016/02/11(木) 19:21:22.00 ID:j0bilyBHO
うわキツ
84
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:22:43.15 ID:Q0MdrN2e0
清良「記憶を取り戻した人はほぼ全員、記憶を無くしていた時の事を逆に忘れちゃうの」
ありす「それってつまり……今のこの時あった事を、Pさんは記憶を取り戻したら忘れちゃうって事ですか?」
清良「そうなるわね。どういう仕組みや理屈かはわからないけど、ほぼ例外なくそうなのよ」
以下略
85
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:24:13.56 ID:Q0MdrN2e0
ありす「昨日は……どうも」
P「あ! ど、どうも」
ありす「昨日は……急に帰ってしまい、申し訳ありません」
以下略
86
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:25:03.62 ID:Q0MdrN2e0
私たちはしばらく他愛のない話をした。
アイドルとしての私じゃない、ただの女の子としてのPさんとの会話は新鮮だ。
Pさんも心なしか、普段よりくだけた感じで話している。
以下略
87
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:27:11.32 ID:Q0MdrN2e0
ありす「今後は、どうなんですか?」
P「なかなかそういう機会がありませんから」
ありす「出会いって、いつも突然やってくるものじゃないんですか?」
以下略
88
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:28:29.29 ID:Q0MdrN2e0
P「その……あなたとは、なぜか初めてお会いした気がしないんです。こ、こういう事を会話のきっかけにするという話を聞いたことはありますが、もちろん私の場合はそうではなくて……」
え!? え!? え!?
P「当然、あなたのような美しい女性にもし私が以前お会いしていたなら忘れているはずはないのですが、ともかくなにかこう……そう、運命のようなものを感じたんです」
以下略
89
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:31:07.01 ID:Q0MdrN2e0
ありす「わ、私の名前が『ありす』だからじゃないんですか? 担当の子と同じ名前だからじゃないんですか?」
P「いえ、それは……」
ありす「じゃあ……証明してください」
以下略
90
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:31:57.93 ID:Q0MdrN2e0
そういえば――私、Pさんと手を握った事とかなかった気がします。
仮に10年前にPさんが「橘さん、手を握りましょうか?」とか言ってくれてたとしたら、10年前の私はどうしただろうか――
以下略
91
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:33:59.73 ID:Q0MdrN2e0
ありす「い、いいですよ」
Pさんは、何も言わず私の手を握ってくれた。
Pさんの体温が、私の手に伝わる。
以下略
92
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:35:25.61 ID:Q0MdrN2e0
どのくらい時間が経ったのだろう。
一瞬だったのか、長時間だったのか。
私を抱きしめたまま、Pさんが言った。
以下略
93
:
◆hhWakiPNok
[saga]
2016/02/11(木) 19:36:34.19 ID:Q0MdrN2e0
私だ……私のことだ。
私をトップアイドルにする。
以下略
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