過去ログ - 橘ありす「十年という歳月がもたらす私という個人の遍歴とそれに伴うあの人との事象」
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90: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:31:57.93 ID:Q0MdrN2e0
そういえば――私、Pさんと手を握った事とかなかった気がします。

仮に10年前にPさんが「橘さん、手を握りましょうか?」とか言ってくれてたとしたら、10年前の私はどうしただろうか――


以下略



91: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:33:59.73 ID:Q0MdrN2e0
ありす「い、いいですよ」

Pさんは、何も言わず私の手を握ってくれた。

Pさんの体温が、私の手に伝わる。
以下略



92: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:35:25.61 ID:Q0MdrN2e0
どのくらい時間が経ったのだろう。

一瞬だったのか、長時間だったのか。

私を抱きしめたまま、Pさんが言った。
以下略



93: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:36:34.19 ID:Q0MdrN2e0

私だ……私のことだ。

私をトップアイドルにする。

以下略



94: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:39:30.56 ID:Q0MdrN2e0

「大丈夫です」「あなたは成し遂げたんですよ」「生意気なだけだった子供を、あなたは導いたんですよ」


それらの言葉が、口から出そうになる。
以下略



95: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:41:02.63 ID:Q0MdrN2e0
ありす「はい」

私はそれだけを答えた。
えらいよ、ありす。

以下略



96: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:41:30.70 ID:Q0MdrN2e0


会うことのできた、最後の瞬間となった……


以下略



97: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:46:15.85 ID:Q0MdrN2e0
ありす「急変!?」

智香「すぐに病院に、ってちひろさんが!!」

ありす「昼間、あんなに元気だったのに……」
以下略



98: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:46:54.66 ID:Q0MdrN2e0
ちひろ「来たわね。ありすちゃん」

ありす「ちひろさん、Pさんは……」

清良「よく聞いて。緊急でMRIを撮ったそうなんだけど、今までは小さくてわからなかった血栓が見つかったの」
以下略



99: ◆hhWakiPNok[saga]
2016/02/11(木) 19:48:56.37 ID:Q0MdrN2e0
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柳清良(23歳時)


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