67:名無しNIPPER[saga]
2016/02/13(土) 21:29:17.42 ID:XmKtMl4U0
「プロデューサーが好きなの?」と尋ねると、顔を真っ赤にして否定の言葉を口にする雪歩。
ボクはそれを軽く受け流して、二人の仲を応援している事を告げる。
「ボクに協力できる事があったら何でも相談してよ。」と、笑いながら胸を叩く。
雪歩は少し戸惑っていた。それはそうだろう。仮にも恋人だった人に、しかも自分を振った人に違う恋の相談をするなんて……協力を申し出たボク自身おかしな話だと思う。
だけど……
「ごめん雪歩……。君を傷つけた人間が何を言ってるんだって思うかもしれないけど、償いがしたいんだ……。どんな事でも雪歩の力になりたい。ずっと友達でいたいから……。」
少し逡巡した後、雪歩は微笑んだ。
「ううん……そんな事……。ありがとう真ちゃん……。」
その笑みには悲しみも含まれているような気がした。だけど、ボクにはそれにどういう意味があるのかわからなかった。
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