過去ログ - 【安価】第二次ライダーバトル勃発 戦わなければ生き残れない!【仮面ライダー龍騎】
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 00:24:48.30 ID:JzJDYRHAO
――清明院大学

教授「――講義を始めましょう。席はそのままでよろしい。礼」

教授「と、ここで講義の前に。少しお話したいことが」

教授「ああ、それ程大事なことではありません。世間話程度のものです。話半分に聞いても構いません」

教授「では――」

教授「皆さん、『パラレルワールド』というものをご存知でしょうか」

教授「……」

教授「はは、私もたまにはこんな話をしたくなるんですよ。どうです、仲村君。答えられますか」

準教授「は、はい。『パラレルワールド』とは……今我々が住む世界とは違うもう一つの世界のことです」

教授「その通り。パラレルワールドとは現在の世界と平行して存在する『もう一つの世界』のことを指します」

教授「ここに一冊のファイルがあります」

教授「内容はとある研究資料の成果報告書。書かれた時期は……2001年。今から14年以上も前のもののようです」

教授「筆者の名前は『神崎士郎』。この大学に在籍していた、とあります」

教授「私も約二十年程この清明院大学に在籍しています」

教授「それに皆さんもお分かりの通り、一度見たものを忘れない性分でして」

教授「大学に在籍する者の名前や顔は特に最初に覚えてしまうものなのです。無論、この学部以外の研究生の名前なども」

教授「がしかし、この『神崎士郎』という男について。不思議なことに私は全く憶えがない。これは……おかしい」

準教授「先生……?」

教授「これから話す話は……そんな『神崎士郎』についての話です」

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 00:47:38.85 ID:JzJDYRHAO
教授「このファイルとの出会いはちょうど1ヶ月前」

教授「旧江島研究室取り壊しの際、職員総出の資料回収を手伝いに行った時のことです」

教授「ふと目に留まったのが……埃を被ったこのファイルでした」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 01:19:18.07 ID:JzJDYRHAO
教授「狐につままれたような気分でした。最初は何かの悪戯かと周りを疑っていたのですがね」

教授「存在しない研究生に平行世界についての報告書……これは現実的な非現実的存在感と言うべきでしょうか。それを感じた私の脳裏から悪戯の線は消えました」

教授「教授という身でありながら、これほど漠然とした科学的でない考えが浮かんだのは生まれて初めてです」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 01:41:23.00 ID:JzJDYRHAO
教授「ファイルの中には荒唐無稽なことばかりが書き連ねてあります」

教授「生身の人間は『ミラーワールド』へ入ることができない」

教授「『ミラーワールド』に入る為には専用の防護服を着用の上、専用の次元転送機に搭乗しなければいけない」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/02/12(金) 01:49:29.09 ID:JzJDYRHAO
教授「合わせ鏡の世界は覗く度に違った景色を見せてくれるでしょう。常に世界は変わり続けるんです」

教授「皆さんの行動が確定した未来を変える可能性もある。と、すれば世界は無限に広がっているのかもしれません」

教授「また、これも『もしも』の話ですが」
以下略



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