過去ログ - 《君の『   』と同じ色》
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11:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:30:16.29 ID:lTYqn5zV0
「なぁんてね。君をからかいたかっただけだよ。さぁ早くプリントの続きを進めてよ」
「……解ったわ」
 うつむいたままの彼女から了承の声が聞こえる。
 が、しかし彼女が手に取ったのはプリントではなく、彼女のスカートの端だった。
「…………えっと、何をするつもりだい?」
「あなたにパンツの色を確認してもらうのよ」
 彼女は僕の目を真っ直ぐに見てはっきりと言った。
「やめなさい嫁入り前の女の子が年頃の男子にそんなはしたない」
「やれと言ったのはあなたよ」
「いやそれはただの」
「良い?行くわよ?行くわよ!?」
「やめてやめなさいやめろ」
「えいっ!」
 僕の制止もむなしくそのスカートは捲られた。
 いや、捲られたなんて物じゃない。
 今やスカートの端は、彼女の首元まで上がり、完全に壊れた傘状態である。
 して、そのパンツの色は、僕の推理から外れた。
 セクシーにセクシーでセクシーな。
 真っ黒なパンツだった。
 彼女は恥辱にまみれ、真っ赤な顔で勝ち誇る。
「私の先攻ね」


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