過去ログ - 将軍「君の持っている『機神装甲』をいただこうか」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/16(火) 20:16:46.92 ID:ySDBi+3R0

少女「あ、あ、危ないところを助けていただき、ありがとうございましたっ!」


将軍とその部下たちが尻尾を巻いて逃げ去った後、少女は男に向かってぺこりと頭を下げた。
男はそれを制すると、懐から小さな機械を取り出した。

機械は複雑なつくりをしており、様々な光を飛ばしながら、矢印の付いた歯車のような部品を回転させていた。


男「そんなに頭下げないで。俺にも理由があるんだ」

少女「助けてくれた……理由、ですか?」

男「うん。単刀直入に言おうか」


男は真っ直ぐに女の子の目を見て言った。


男「訳あって機神装甲を集めている。君の持っているそれを譲ってくれないか?」

少女「ええっ?!」


思わず少女は一歩後ろに後ずさった。
兄の形見である機神装甲を庇うようにして後ろに抱えると、彼女は恐怖の混じった目で男を見た。

男は悲しそうに首を振って、それから頭を下げた。


男「ごめん、警戒させるつもりはなかったんだ。でも、いきなりお兄ちゃんの形見をくれなんて言っても無理があるよな」


さっきの将軍との話を盗み聞きしちゃってさ、と男は更に深々とこうべを垂れた。
先ほどとは全く逆の構図に驚き、少女は何も言えずにいた。


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