過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終)
↓
1-
覧
板
20
12
:
◆uyMG3dCVpM
[sage saga]
2016/02/14(日) 05:27:09.39 ID:MlAAUWKt0
提督は執務室で考える。
今までのことを。これからのことを。
母の・・・南方棲鬼の提案を受け入れる。
今、考えているのは別の事だ。
提督「好きか・・・」
どこかで思っていた。彼女達が自分に向ける視線や仕草。
それは思いを寄せる異性にするような事だと。
だけど、それは違うと言い聞かせて、知らない振りをして自分を騙し続けた。
小説や創作物で恋愛と言う概念そのものは知っている。
だけど、その感情が自分に向けられるとしたら・・・
恋愛という感情がワカラナイ。
考えようとしたことがないから。
自分が望むのは平和。
もう自分のような境遇の人を増やさない。
ただそれだけ。それだけの為だけに生きてきたように思える。
その望み以外は考えてこなかった。
自分には無縁のものであると決めていたから。
自分では彼女達を幸せには出来ない。
自分ではその未来へは行けない。
提督「俺にはそんな資格、ないんだよ・・・無理なんだ」
誰に言うわけでもなく、小さく呟いて緊急用の回線で元帥に連絡を入れた。
海野に盗聴器を取り除かれていたので、その言葉は誰も聞けなかった。
提督が艦娘からの恋愛感情を自覚する。ただそれだけの事だが、
それは鎮守府内の空気を一変させるには十分な理由だった。
翌日には全艦娘に伝わり、鎮守府の空気は提督の見えない所で過去最悪となっており、
何時姉妹や友人に出し抜かれるか分からないという疑心暗鬼から、鎮守府内は争いが何時勃発してもおかしくない状況になっていた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
124Res/101.76 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1455394735/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice