過去ログ - 八幡「ヴァレンタインのチョコって甘くないんですね」静「でも嫌いではないのだろ?」
↓
1-
覧
板
20
9
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2016/02/15(月) 06:34:09.92 ID:atWXTUy00
雪乃「たしかに平塚先生は全トークンを使ったのですからお泊まりデートは
できる規定です。しかし、一緒にのベッドに、
しかも抱っこしてもらいながら寝るのは規定違反です」
結衣「あ、あたしもゆきのんと同じ意見かな。
だって今日選んでもらうまでそういう恋人らしいことはしないって約束だったじゃん」
静「なにを言ってる。お前たちは外堀を埋めるべく行動してきたではないか」
雪乃「つっ」
結衣「うっ」
静「雪ノ下。知っているのだぞ。お前が妹の小町君だけじゃなく、
比企谷の両親とまで食事をするようになったそうではないか。
先週末も昼食だけでなく夕食まで比企谷家の面々と食事をしたそうだな。
しかも最近では送ってもらうときは手をつないでいるではないか」
雪乃「何故知っているのかしら?」
静「細かい事は今は重要ではない。由比ヶ浜も教室内で比企谷の彼女のように
振舞っていたではないか。今やクラスでは公認カップルみたいな扱いだそうだな」
結衣「そ、それは……」
静「まあいい。お互いさまってところだ」
雪乃「そうね。今日で決着が付くのだから」
結衣「そだね。ヒッキーがきっちり決めてくれれば」
八幡「お、おい雪ノ下。
お前は小町の家庭教師をしてくれるためにうちにきてくれたんじゃ?」
雪乃「ほんとうにそれだけだと思っていたの?」
八幡「それは…………」
雪乃「まあいいわ。さあ選んでちょうだい」
ヴァレンタイン。
甘酸っぱい青春のイベント事だと世では言われている。
でも実際はなにもない。
いざ意気込んで学校に行っても義理チョコさえもらえないのが現実だ。
いくらヴァレンタイン前に俺チョコレート欲しいんだよアピールをしても
女どもに笑いのネタを提供するにとどまってしまう。
だからこそチョコレートをもらえるとならば喜んでいただこう。
それが義理チョコであっても本命チョコであっても貰える事に喜びを感じるのだから。
だけど気が付いて欲しい。
仮に本命チョコを貰えるとしても、
それはたった一人の相手からもらえるからこそ幸せであり、
それがこちらも好意を抱いている相手であればこそでもある。
ただ、その相手が複数であった場合。
そう今みたいな状態だ。
その時は甘い時間が様変わりし、
いくら鈍感系主人公であっても血を見る事は明らかである。
陽乃「あら? ど本命候補の私を差し置いて話を進めないでよね」
新たな台風。
陽乃さんがきたわけだが、
もうこの際災いの種がいくら増えようとかまいやしないと、
小さくため息をついた。
END
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
14Res/20.10 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 八幡「ヴァレンタインのチョコって甘くないんですね」静「でも嫌いではないのだろ?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1455485418/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice