過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
↓
1-
覧
板
20
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:15:52.60 ID:LuI9ccOWo
騎士団長「昔からずっと世話してるんだ。お前の考えてる事は何となくわかる。政略結婚だから嫌だと言うのだろう。姫が可哀想だと」
勇者「…………」
騎士団長「だが、私からすれば、貴族のボンクラ息子や、他所の国のバカ王子の元に嫁がされるよりは、お前の方が遥かに良いと思うぞ」
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:18:35.71 ID:LuI9ccOWo
ー 酒場 ー
隊員A「それでは、隊長殿の栄誉ある旅立ちを祝って……」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:19:31.56 ID:LuI9ccOWo
ー 一時間後 ー
隊員A「それにしても、俺らが一緒に旅に行けないのが、本当に残念です」グビッ
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:20:57.46 ID:LuI9ccOWo
隊員E「隊長さんよ……。いい加減、その白々しい嘘やめてくれませんか」グビッ
勇者「…………」
隊員A「ちょっ、隊員Eさん、また酔ってんすか。今日は絡むのはなしにしましょーよ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:25:08.10 ID:LuI9ccOWo
勇者「……理由は幾つかあったんだけどな」
勇者「一つは、武装した兵士を何百人も引き連れて行ったら旅に支障が出る」
勇者「行くのはこの国だけじゃないからな。兵士を引き連れて旅してたら国際問題になる。それに宿や食費がその分加算されるから、戦争と同じぐらいの負担がかかる。国としても養いきれない」
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:32:35.84 ID:LuI9ccOWo
隊員A「……でも、俺らだって同じ隊の仲間じゃないですか」
隊員B「いや……やめとけ。お前、この前、結婚したばかりだろ……? 隊長の気持ち、考えろよ」
隊員A「う……」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:33:30.27 ID:LuI9ccOWo
隊員E「……精鋭を勝手に選ぶってんなら、家族持ちのやつらも中に入るかもしれないからな」グビッ
隊員E「志願者だけにするってんなら、数がどれだけ集まるかわからんし、何より腕のバラツキが出る」
隊員E「役立たずが志願してきたり、何も考えてないお調子者が来たら、今度はそいつらを守らなきゃならないから逆に迷惑だ」グビッ
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:35:20.44 ID:LuI9ccOWo
隊員E「」ゴシゴシ
隊員E「あんたの事は前から認めてた。だけど、それを自分で認めたくなかった」グスッ
隊員E「なのに、あんたが旅に出るってなって、自分に騎士隊長の座が転がってきたら、もうそれだけであっさりとあんたの実力を心の底から認めてる自分がいたんだよ」グスッ
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:37:00.91 ID:LuI9ccOWo
隊員E「俺は本当に情けない……」ポロポロ
隊員A「……もう完全に出来上がってますね」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:38:26.23 ID:LuI9ccOWo
隊員A「まあ、気持ちはわかるんですけどね。俺らも正直言えば、最初はこんな若い隊長なんて、っていう抵抗ありましたし」
隊員B「でも、実力と指揮能力で毎回あれだけ差を見せつけられたらそんなの消し飛んでますよ」
隊員C「ずっと前に起きた魔物襲撃事件の時の事、覚えてますか? あの時、俺らは隊長の指揮下にいたからこうして無事に生きてるんですよ」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/02/16(火) 14:39:30.43 ID:LuI9ccOWo
勇者「君たちも、ありがとうな。いや、もう俺は隊長じゃないか……悪かった」
勇者「先輩方、ありがとうございます」
以下略
1002Res/527.39 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1455599085/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice