過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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64:名無しNIPPER[saga]
2016/02/20(土) 22:00:28.24 ID:oUuutzfIo
マスター「あ、いや。だけどさ……」

名剣士「ん? どうした?」

マスター「一応、先に言っとくけど、あんたの話を疑う訳じゃないんだ。ただ、ふと疑問に思った事があってね」

名剣士「そんなん気にしないでくれ。で、何だい?」

マスター「いやね。そんな伝説級の魔物がウジャウジャいるってのに、どうして魔王はそいつらを使ってこっちに攻めてこないのかなって……」

名剣士「何だ、そんな事か。そりゃ、単純な理由だよ」

マスター「どんな?」

名剣士「あの森には、竜がいるんだよ」

マスター「竜……!」

名剣士「そ。最強無比の孤立種族と言われる竜たちがワンサカいて、そいつらが魔王軍とドンパチやってんだ。魔王からしたら、こっちに割く戦力なんてほとんどないんだろな」

マスター「…………」

名剣士「聞いた話だが、あの森は、元々竜たちの住み処だったそうだ。魔王の目的は多分世界征服だから、きっと最初に竜にケンカ吹っ掛けたんだろう」

名剣士「で、本格的な大戦に突入。ただ、竜ってのは当たり前だが強さがどれも半端ないから、雑魚をどれだけ投入しても蹴散らされて一瞬で終わりだ」

名剣士「だから、戦力にならない余った奴等をついでの様に人間の方に向けたんじゃないのか? つまり、魔王からしたら、人間なんて初めから眼中にないんだよ。猛獣と戦ってる時、足元にネズミがいたようなもんだ」

名剣士「魔王がその気になりゃ、多分、一日で人間は根絶やしに出来るだろうな。俺たちなんて、そんな程度なんだよ」

マスター「…………」ツルッ、ガシャン

名剣士「おいおい、マスター。落ち着きなよ。震えんなって」

マスター「あ、ああ、悪い……。あまりに強烈というか……すさまじい話を聞いてしまったもんだから……」

名剣士「ま、そういう事だよ。こっちにいる魔物なんて戦力外通告受けた雑魚ばっかなんだ。もっとも、その雑魚に俺たちは世界の三分の一を征服されて大苦戦してる訳なんだけどな」

マスター「…………」


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