過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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63:名無しNIPPER[saga]
2016/02/20(土) 21:58:51.22 ID:oUuutzfIo
名剣士「って事で、しばらく振りに本業に戻るからよ。最近は何か美味しい話はあるかい? 金になりそうな依頼とかさ」

マスター「生憎、金にならないのしかないね。金貨以下のものばかりだよ。もっとも、銀貨でも普通は十分高いんだけどね……」

名剣士「懸賞金がかかってる魔物とかもいないのか?」

マスター「それも、金貨以下」

名剣士「残念だな」

マスター「いっその事、魔王でも倒しに行ったらどうだい? あんたが討伐出来ない魔物なんている気がしないよ、俺は。魔王倒して、史上最強の英雄として歴史に名を刻めばいいと思うんだがね」

名剣士「いや。流石に魔王は無理だな。あれは俺が倒せる代物じゃない」

マスター「それも謙遜かい? それとも本気で?」

名剣士「本気で、だよ。これはマスターだから言うけど、俺は前に魔王城があるって噂の妖魔の森に行った事があるんだよ」

マスター「……そもそも妖魔の森なんて本当に存在してたのかい。てっきり、伝説の中だけの空想話だと思ってたんだけど」

名剣士「実際にあるよ。北の国の更に北。地上の彼方。最果ての地だ。そこにいるのは全部神話クラスや伝説級の魔物だけっていうイカれた森さ」

マスター「……本当なのかい、それ。冗談とかじゃなく」

名剣士「ああ、もう何年も前に実際に行ってきて、体験したからな。しばらく進んだところでいきなり巨大な魔物に出くわして、何をされたかもわからず気が付いたら吹き飛ばされて瀕死状態だった」

名剣士「あの時は命からがら逃げてきたよ。敵に背中を向けたのはあれが初めての事だった」

マスター「……あんたが、そんな目に……?」ブルッ


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