過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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812:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 18:10:56.32 ID:MhQ+Ndmgo
ー 魔王城、玉座の間 ー


魔兵士「」ダダダダッ

魔兵士「も、申し上げますっ!! 南の方角から敵襲!!」

魔兵士「先程の閃光を放った者達かとっ!! また、その閃光により、北西地区のガルーダ様が巻き込まれ討死したとの事!!」


側近「ガルーダがっ!?」


魔兵士「はいっ! 更に奴等は迎撃に向かった兵士達をなぎ倒しつつ、この魔王城へ向けて進軍してきておりますっ!!」


大魔導師「何だとっ!!」

側近「っ!!」

魔兵隊長「まずい!!」


ザワザワ、ザワザワ、ザワザワ!!!



城内にいた兵士達が一斉にどよめく。彼等もまた、あの光を見た者達だった。

あの瞬間、誰もが、何が起きたかは理解出来なかった。
だが、今が異常事態だという事と、その光の壮絶さだけは頭ではなく魔物の本能ではっきりと理解していた。

そして、今、この地に向かってきている者達が、自分達の理解を遥かに超えた者達であるという事は、容易に想像がつく。
だからこそ、動揺、恐慌、不安、そういったものがこの場にまるで伝染病の様に蔓延していく。

しかし!



魔王「狼狽えるなっ!!」ビリリッ


大魔導師「!」

側近「!」

魔兵隊長「!」


魔兵士たち「!!」



魔王「強い敵が来たなら、更に強い戦力で叩き潰せばいいだけの事だ! 何を恐れる事がある! お前たちは、それでも余の誇る最強の魔王軍か!」


魔王の鋭い一喝が広い玉座の間に響き渡る。これにより、玉座の間は再び元の静寂さを取り戻す。

かの者は魔王。歴代の魔族の中で最も強く、最も兵から信頼を受ける、常勝の軍神、覇王、英雄……。

その場にいる誰もが、その事をはっきりと思い出した。


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