過去ログ - 海未「立場がころっと変わってしまいました。」【ラブライブ!SS】
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3:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/02/16(火) 20:48:24.75 ID:582wSQwS0


すっかり自分の世界に閉じこもってたみたいで、雪穂の声とか全然聞こえてなかったよ。

ノックすらなくて、ドアが壊れそうな勢いで来たから、思わず飛び跳ねちゃった。


雪穂「枕カバー洗ったの?」

穂乃果「っ、海未ちゃんは臭くないもんっ!」

雪穂「違っ、そんな事言ってない!」

穂乃果「悪い菌もいないもんっ!」

雪穂「....はぁ?....まぁいいや。とりあえず、早く着替えちゃいなよ?」

穂乃果「わかったから早く出てって」

雪穂「....今日は少し暖かいってさ」

バタン


自分でもわかるくらいに、雪穂の方がお姉ちゃんっぽくて。

少し嫌になって、早く出てってなんて言っちゃったけど。

捨て台詞にお天気のこと教えてくれるなんて、やっぱり良い妹です。


穂乃果「この枕、海未ちゃんの匂いが一番残ってる物なのに」

穂乃果「仕方ないかぁ、洗わないとだよね」

穂乃果「....うぅ、けど最後にもう1回!」


洗おうと決心したけど、もう一度だけ鼻を押し付ける。

すぅーっと大きく息を吸って、少しずつ吐く。

足が勝手にモジモジクネクネしちゃうくらい大好きな匂いが、体に入っていくのを感じて。

それを結局5分くらい続けてた。


穂乃果「海未ちゃん....今日も1日ファイ―」

ドガッ!!

穂乃果「ぇぁ....!?」

雪穂「お姉ちゃん....」


もう本当に壊れちゃったんじゃないかと思うくらいの音が聞こえて、ドアの方へ恐る恐る目をやると。

アリサちゃんに借りて読んだ少年漫画で見た、「ゴゴゴゴ」って文字が浮き出て見えそうな雪穂が。


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