過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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65:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/22(日) 20:45:49.91 ID:CMXfU/FS0


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「イヤーッ!」

「くっ…!」

「イヤーッ!」

「何という力!凄く…イイッ…!」

カズマ一行の住まう大きな屋敷、その屋敷内の庭にて、ニンジャスレイヤーとダクネスが居た。

ニンジャスレイヤーは、ダクネスへと無慈悲なパンチを繰り返す。ダクネスは腕をクロスさせ拳を受け、耐える。

端から見れば、一方的にニンジャスレイヤーがサンドバッグめいて打ちのめしている様に見えるだろう。

しかし、事の発端は前日の帰りにまで遡る。


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「そう言えば、ニンジャスレイヤーさんは…物凄く強そうだ。実際の所どれくらい強いか知りたいので、また明日一緒に稽古でもどうだろうか?」

探索を打ち切り、帰る途中。ダクネスは前を歩くニンジャスレイヤーへと声を掛けた。

「何言ってんだ、ダクネス。ニンジャスレイヤーさんに迷惑だろ…」

「構わん」

カズマが訝しむと、ニンジャスレイヤーはそう答えた。

「何だ、明日は探索に不参加か」

「いや、探索は夜だろう。ならば朝に稽古を済ませればよい」

「フーム…ならばいい」

「…そう言えば、オヌシは一体何処で寝泊まりしているのだ?」

ふと、浮かんだ疑問をサワタリへと投げ掛けた。

「森の中だが?」

さも当然の如く答えるサワタリ。

「エート…サワタリさん。良ければウチに泊まります?部屋なら沢山空いてますし」

「何?」

森の中は、幾らニンジャと言えど危険だ。それも寝泊まりするとなると…そう考えたカズマは自らの家へと誘う。

「何言ってんのよカズマ。まだ今日会ったばかりの人を信用するの?」

すかさずアクアが苦言を呈する。

「御前だってニンジャスレイヤーさんと会ったばかりだろ…。それに、この人は悪い人じゃないだろうし」

「うぐ…なら、いいわよ。めぐみんも、ダクネスも、いいわね?」

こくりと頷く二人。するとサワタリは暫し思考する。

「…暫くの間、世話になろう。しかし気を付けろ。自分の家と言えど、ベトコンは何処に潜んでいるかわからんぞ!」

おそらくサワタリは、ナムの幻覚を見ているのだろう。アクアは苦笑いした。

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「…イイィイイヤァーーーッ!!」

「ンアーッ!!」

遂にダクネスの腕が弾かれ、無防備になる!

「イヤーッ!」

そして、彼女の顔をニンジャスレイヤーの拳が捉える!…と思ったその瞬間、ぴたりと眼前で拳は止まった。

「此処までだ、ダクネス=サン」

「…ハァ…ハァーッ…!」


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