過去ログ - 【艦これ】提督「こんな夢を見た」【夢十夜】
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48: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/24(水) 00:02:49.53 ID:gv9FnHQq0

俺は少し手を変えることにして「見事な筆遣いだな」と言ってみた。女の耳がぴくりと動いたように見えた。

「よくまあ、そうも無造作に線を引いて、思うような絵を描けるものだ。妙技と評して間違いあるまい」

以下略



49: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/24(水) 00:04:13.19 ID:gv9FnHQq0



そこで目が覚めた。

以下略



50: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/24(水) 00:05:54.12 ID:gv9FnHQq0

「ぶははっ、何それ! 面白いもんみっけー!」

身を乗り出してきた女が、それを見てげらげらと笑った。俺は少しむっとして、その紙を丸めて捨ててしまおうとした。

以下略



51:名無しNIPPER[sage]
2016/02/24(水) 01:05:25.78 ID:wQ5WzJaho



52:名無しNIPPER[sage]
2016/02/24(水) 01:57:16.57 ID:IxEMtNhz0
乙 とても好き


53: ◆GFAFNejGqE[saga]
2016/02/25(木) 00:00:06.66 ID:ryYcwur10

 【第七夜】

こんな夢を見た。

以下略



54: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/25(木) 00:01:15.31 ID:ryYcwur10

艦には大勢の乗員がいるはずだが、俺が見かけたのは自身と先の女だけであった。艦はずっと黒い煙を吐いて進んで行く。相変わらずどこへ行くのかは解らない。ただ果てしなく続く海原の中を、泡〈アブク〉をたてながら進んでいる。

俺はずっと艦に乗っているうちに次第に心細くなり、こんな艦に乗り続けるなら、いっそ海に身を投げてしまおうかという変な気が湧いてきた。

以下略



55: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/25(木) 00:02:53.61 ID:ryYcwur10

ぱちと目を開けると、黒々とした雲が艦を取り囲み、強い風が俺の髪を揺らしていた。じきに雨粒も落ちてきそうであった。後ろを見ると、女も既に何処かへ立ち去っていた。

俺が立ち上がると、それを待っていたかのように無数の水滴が身体を打った。手の届く距離さえ見えぬほど暗く、激しい嵐となった。俺は雨を避けるため身体の向きを変えようとして――間抜けにも足を滑らせた。

以下略



56: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/25(木) 00:04:00.25 ID:ryYcwur10

次に目を開けた時、嵐は収まって青空が顔を出していた。俺の身体はぷかりと浮かんでいる。間抜けにはより間抜けな死に方が望まれるらしかった。

どれくらい経ったか解らぬが、俺は近づく人影の有るのに気づいた。海の上だが、確かに人間ほどの大きさである。

以下略



57: ◆GFAFNejGqE[sage saga]
2016/02/25(木) 00:04:42.75 ID:ryYcwur10



そこで目が覚めた。

以下略



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