過去ログ - 神谷奈緒「あたしの幸せ」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:51:01.27 ID:n6hfI+eQ0
「俺はさ、お前らに恨まれてるんじゃないかっていつも不安になるんだ」

 ハンドルを握る手に力が入るのがわかる。

「アイドルって職業に縛り付けて、その娘が送るはずだった幸せな時間を奪ったんじゃないかってな」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:52:37.80 ID:n6hfI+eQ0
「あの、さ。さっき事務所で聞かれたことなんだけど……」

 Pさんは相変わらず前を向いたまま生返事を返してくる。

「あたしが、Pさんを信じたのは、さ」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:53:11.75 ID:n6hfI+eQ0
「この人なら、あたしを幸せにしてくれそうだなって、そう思ったんだ」

 Pさんの方を見るのをやめて、前を見る。そこにはあたしがいつも見ている世界が広がっている。

「……この目を信じてみよう。この人と一緒に同じ世界が見てみたい。だからアイドルになったんだ」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:53:45.98 ID:n6hfI+eQ0
「じゃあ、送ってくれてありがとな」

 家の前で降ろしてもらう。ささやかなPさんとのドライブデートはあっけなく終わってしまった。

「おう、明日に備えてゆっくり休めよ」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:54:21.29 ID:n6hfI+eQ0
「そして、明日になればお前は引退して、ただの女の子に戻る」

「……」

「明日になれば俺のアイドルだった神谷奈緒は居なくなる。だけどな、俺はお前を手放したくないんだよ」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:54:54.79 ID:n6hfI+eQ0
 あたしがよく理解できないままでいるのを、Pさんは察したのだろう。ストレートな言葉をぶつけてきた。

「お前が好きなんだよ。だから、付き合ってくれ」

「はぇ?」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:55:40.97 ID:n6hfI+eQ0
「ま、まって!」

 今にも行ってしまいそうなPさんに向かって大声で引き留める。

「こ、ここ! あたしん家の敷地だから! だから今はただの神谷奈緒だから!」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:58:26.86 ID:n6hfI+eQ0
ただの女の子の神谷奈緒のそんなお話は以上です。

書けば出るって噂で聞きました。ちひろ様も蒸しました。これ以上何をどうすれば私の元に奈緒が来てくれるんでしょうか。

私はいつになったら虹色橋をかけられるのでしょうか。
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2016/02/19(金) 21:41:20.66 ID:hr0rQ+UrO

新婚生活まで書けば出るよ


19:名無しNIPPER[sage]
2016/02/20(土) 00:33:19.67 ID:kmo7Nc7Oo
乙、出るまで回せば出るから回せ、リトライガチャよりマシだ


20:名無しNIPPER[sage]
2016/02/20(土) 01:18:41.37 ID:VKANVms5O
リアル知り合いのPが二人ともあんたんしてて死にたい




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