過去ログ - 三船美優「ビフォア ザ シンデレラ」
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◆K5gei8GTyk
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2016/02/21(日) 00:44:25.54 ID:mWvUcEHC0
俺と彼女が十歳だったときに、家庭の都合で彼女が転校することになった。
引っ越し先は、子供が気楽に行けるほど近くはなかったが、それでも新しい住所を教えてもらった。
たとえ日常的に会えなくたって、手紙や電話のやり取りならできる。
以下略
8
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◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:45:10.52 ID:mWvUcEHC0
そして、大学に進学した俺は、そこで同じ大学に合格した彼女と再会を果たす。
9
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◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:46:25.35 ID:mWvUcEHC0
彼女が上京して一人暮らしを始めることは知っていたが、進学先までは聞いていなかった。
お互いに、相手のことにはすぐに気がついた。
以下略
10
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:50:00.11 ID:mWvUcEHC0
美優「懐かしい! 向かいに住んでたおばあちゃんのことだよね? まだあのおばあちゃん元気にしてるのかな」
P「正月に実家に帰ったときに会ったぞ。まだまだ元気そうだった」
美優「また会いたいな。でも私のこと、覚えていないかもだよね……」
以下略
11
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:50:45.33 ID:mWvUcEHC0
P「……なあ」
美優「うん?」
だからこそ俺は、確かめたくなった。
以下略
12
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:51:24.06 ID:mWvUcEHC0
美優「きっとね、私はびっくりしてたんだと思う」
少しの間考える素振りを見せてから、彼女は呟いた。
P「びっくり?」
以下略
13
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◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:52:08.53 ID:mWvUcEHC0
美優「うん。かっこよくなってたよ。あのときも、それに、いまも」
14
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◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:53:24.48 ID:mWvUcEHC0
P「え、あー、そうかな」
顔に血が上るのが感覚的にわかる。内心の高揚を悟られまいと、グラスを傾けた。
以下略
15
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:54:06.95 ID:mWvUcEHC0
P「そういえば、今日はなんの用があって呼んでくれたんだ?」
会話がひとしきり盛り上がった後で、そもそも俺は、どうして彼女と会っているのかが聞けていないままだったことを思い出した。
以下略
16
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:55:02.88 ID:mWvUcEHC0
美優「私、Pくんと離れ離れになってからも、何度か引っ越ししたじゃない?」
P「ああ、たしかそうだったな」
美優「きっとそのせいだけじゃないとは思うんだけど、でも私、友達っていうのがあまりできなくてね」
以下略
17
:
◆K5gei8GTyk
[saga]
2016/02/21(日) 00:56:00.91 ID:mWvUcEHC0
美優「いま勤めている会社でも、あんまり同僚のひとと馴染むことができなくて」
美優「頑張って、話しかけるようにもしてるんだけど、なんか要領悪くってね」
以下略
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