3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/22(月) 10:59:07.68 ID:NDuKW9gF0
「うふっ……」
Pさん、可愛いって言ってくれるかな……。あたしにしては珍しく可愛い系の服だし。ひらひらしててふんわりとガーリーな感じ。可愛いって言ってくれると良いけどな。
ドキドキしながらPさんの家の前に立つ。このインターホンを押せばあとはPさんに会うだけ。
興奮し過ぎてちょっと震える指でインターホンを押す。ピンポーン、という良くありがちな音の後に、ここで聞こえるはずのない声が聞こえた。
『はーい?』
「ん?」
ドアが開く。あたしの予定ではPさんが出迎えてくれて、ちょっと恥ずかしいけどせっかくだから恋人らしく抱き着いてみようと思ってた。でも、そんなあたしの計画はあっという間に崩れ去った。出てきたのは先ほどの声の主。本来Pさんの家で聞こえちゃいけないはずの声の持ち主だった。
「どちら様? って、奈緒?」
「か、加蓮!? どうしてPさんの家に居るんだ!?」
出迎えてくれたのはあたしの愛するPさんではなく、アイドルの時のユニットメンバーの一人、北条加蓮だった。
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