過去ログ - 神谷奈緒「それぞれの幸せ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/22(月) 10:59:49.32 ID:NDuKW9gF0
「加蓮? 誰か来たの?」

 しかも、あたしに追い打ちをかけるかの如く、奥からもう一人のユニットメンバー、渋谷凛が顔を覗かせていた。

「凛まで!? お前らなんでここに居るんだよ!」

 あたしが訳が分からなくて混乱していると、加蓮はとりあえず入ってよと、まるで自分の家のように招き入れてくれた。

 あたしが納得いかないまま部屋に上がり込むと、そこには見たくなかった光景が広がっていた。

「P……さん……」

 何故か椅子に縛り付けられ、口に猿轡をされ、動くことも話す事も出来なくなった、青白い顔のPさんがそこには居た。

「ああ、これ? ちょっとプロデューサーに聞きたい事があって」

 あたしの右側に凛が立つ。あたしより背が高い凛がすぐ隣に来ると圧迫感を感じる。……背の高さだけじゃない圧迫感も感じる気がするが、気のせいだろう。

「そーそー。でも、なかなか答えてくれないから、ちょっとね」

 凛の言葉に補足しながら左側には加蓮が立つ。あたしより背が高いとは言え、ほんの少し高いだけなので、圧迫感を感じるわけはない。普段ならば。そう、普段ならば。何故か今は右側の凛と同じくらいの圧迫感を感じてしまう。




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