過去ログ - 初月「エイハブ船長にでもなったつもりか?」
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123: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/01(金) 04:25:06.72 ID:beGluAPZO
艤装ではなくアビエイターグリーンの勤務服を着た千歳の目つきはキツかった。千歳のこんな顔見たことない。

「大湊警備府の提督と連絡がつきました。すぐに主力の第一艦隊が来ます。お願いだから……もう終わりにして」

頭の中が真っ白になった。本当だったら台無しじゃないか。
以下略



124: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/01(金) 04:25:50.40 ID:beGluAPZO
心臓が一瞬だけ膨れ上がり、血が一気に体を駆ける高揚感。あいつに当てた。ダメージなんて微々たるものだろうが、当たった。

再装填しようとストックを肩から外すと、千歳が銃を上から押さえつけた。
艤装を着けていなければ、ただの人間だ。また振りほどき、今度は拳銃を向ける。

以下略



125: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/01(金) 04:26:19.20 ID:beGluAPZO
ここまで。
もう二、三回で終わり予定。


126:名無しNIPPER[sage]
2016/04/01(金) 21:53:26.63 ID:kf6qiPWJ0
おつ


127: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:22:48.16 ID:2PNRERnEO
断片的になにかが見えた。
頭上で初月がよく分からないことを怒鳴る。よく聞こえない。

次に意識が戻った時には四、五人の陸戦隊員たちが自分を見下ろして無線に喋りかけたり、クリップボードに挟んだ紙の上でペンを走らせていた。布の上、たぶん担架の上に横たわってる。

以下略



128: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:23:35.53 ID:2PNRERnEO

「あなた、生きてるのが奇跡よ」

病室には一脚パイプ椅子が備えてあったが山城は座らずに、入ってくるなり言った。
目が覚めてからまだ一時間もしていない。どれほど眠っていたのかも分からないが、まだ陽が高い所にあるからそんなに時間は経ってないらしい。
以下略



129: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:24:10.77 ID:2PNRERnEO

「あの後はどうなったんだ? あいつは沈めたのか?」

山城が顔をしかめた。

以下略



130: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:24:53.41 ID:2PNRERnEO

「なんだその目は?」

「千歳たちにもそういう態度だったのね」

以下略



131: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:25:28.46 ID:2PNRERnEO

「昨日の一一二〇に泊地通信隊から連絡を受けました。あなたが前線で大怪我をしてどうにもならなくなったってね。提督はすぐに警備府第一艦隊の投入を決定、着いた頃には千代田も初月も疲弊しきってた。よく頑張ってた。あぁそれからぁ……」

山城はなにかをど忘れしたという風にそこで話を切った。

以下略



132: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/04/07(木) 03:26:31.29 ID:2PNRERnEO

「続けてくれ」

「潜水艦は第一艦隊の攻撃をすり抜けて幌筵方面へ逃げていった。幌筵泊地唯一の艦、駆逐艦島風がしばらく追跡したけど、より深くに潜ってしまったわ。それからどこも捉えてないから、きっとソ連領海に入っちゃったのね」

以下略



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