30:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 16:10:18.77 ID:VZ/gYEMpo
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「おはよう、卯月」
「おはようございますっ! プロデューサーさんっ」
トレーニングルームに入ると、もうプロデューサーさんが待っていてくれました。
「ところでプロデューサーさん」
「ん?」
「約束の時間より1時間半も前ですけど、どうしたんですか?」
「卯月こそ。約束の時間より1時間半も前だけど、どうしたの?」
妙な会話に、二人で思わず笑ってしまいました。
「何だか、卯月が来るような気がして待ってたんだ」
「私も、プロデューサーさんが待ってるような気がしたから来たんです」
「じゃあ、時間に余裕もあるし、お喋りでもしようか」
「プロデューサーさん」
「ん?」
「ありがとうございました」
「何の事だか全然分からないなぁ。お母様によろしくね」
「はいっ♪」
そう言って、プロデューサーさんが鞄の中をごそごそと探し始めました。
出て来たのは、ホチキスで綴じられた紙の束。
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