31:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 16:25:52.54 ID:VZ/gYEMpo
「卯月」
「何でしょう?」
32:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 16:36:36.68 ID:VZ/gYEMpo
「何が言いたいかって言うとね」
プロデューサーさんが、指を折って数え始めます。
33:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 16:55:31.11 ID:VZ/gYEMpo
「昨年度までの支出表だよ。これは雑費の内訳」
「支出表……? えっと、確かにそうみたいですけど……」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 17:08:41.34 ID:VZ/gYEMpo
「そうだね。これまでの3年足らずで6足。12個もダメにした、凄く困った子さ」
35:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 17:18:25.20 ID:VZ/gYEMpo
鞄の脇に置いていたピンクの箱。
私の両手の上にそっと置いてくれました。
プロデューサーさんは何も言わずに、微笑みながら頷きました。
36:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 17:32:38.75 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
「夢、みたいでした」
37:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 17:43:30.17 ID:VZ/gYEMpo
「なら」
「だから」
38:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 18:01:22.48 ID:VZ/gYEMpo
目を閉じて、目を開けて。
私は周りを見渡しました。
39:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 18:21:02.34 ID:VZ/gYEMpo
ふっと身体が軽くなりました。
目の前にはプロデューサーさんの顔があって、背中にはプロデューサーさんの手が、
「ぷっ、プロデューサーさんっ!?」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 18:30:53.05 ID:VZ/gYEMpo
どうしたらいいのか分からなくなって、私はもう一度周りを見渡しました。
そして、集まっていたみなさんと目が合いました。
41:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 18:50:28.05 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
「おはようございますっ! 未央ちゃん、凛ちゃんっ!」
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