37:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 17:43:30.17 ID:VZ/gYEMpo
「なら」
「だから」
ガラスの靴。
アクリルで出来た夢の欠片を、プロデューサーへ差し出しました。
「卯月」
「はい」
「いいんだね」
「はい」
「分かった」
宝物でも扱うみたいに丁寧な手つきで、ガラスの靴をそっと受け取ってくれました。
裸足のままに、人工芝はくすぐったくて。
「プロデューサーさん、前に言ってましたよね」
「……」
「自分の靴で一歩踏み出せるのが、本当の魔法だって」
「うん」
「シンデレラも、魔法使いに憧れる事だってあると思うんです」
「そうだね。魔法使いがシンデレラに憧れる事だって、あるかもしれない」
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