過去ログ - 貴音「この唇に」
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74:名無しNIPPER[saga]
2016/04/04(月) 01:12:23.42 ID:MClWhn520
貴音「あく、あっ、嗚呼、あああぅあ!! ああっあ、っあああああぁ、あああああああぁ!!!!!!!」

 どぷっ、びゅきゅっ、びゅちゅっ、びゅるるるるっ!
  
 滂沱と流れ込んでくる濁流が私にそそがれ、そそがれ、そそがれます。


貴音「あああっ、やあっ、あなたさまっ、すき、すきっ、いやっあっあっあっああああぁあぁあぁぁぁ……っ!!」

 びゅぶっ、ぐびゅるっ、びゅぷびゅくっ、


 きっと蜂蜜に溢れる壺の様相。


貴音「いあぅあ、ふあふはっ、ああっ、んあっあ、あ。ああ。あああああ――――ぁ」

 とくとく、とぷぬぷ、とぷ、とぷ、とぷ……ぅ、


 甘美な法悦が最後の理性を溶かし尽くしました。

 神経を雷撃に打たれ、私の体は振り絞られる弓の様に仰け反っておりました。

 

貴音「うあっ、ああっ、あ、ふあぁぁぁぁ…………ひぅ、ぁ…………っ」

  
 
 ひとしきり四肢を引き攣らせたのち、急速に、意識に闇が押し寄せ、私は奈落を漂うような感覚に教われました。そう幽体がこの身を離れるかのような。

 喘ぎによる息苦しさすら法悦の余韻にかき消され、夢に堕ちるその間際。
 
 まろび出ていた舌に、舌が重なるのを感じました。

 安堵と共に、私は意識を手放しました。 

 そしてどこまでもおちてゆきました。 

 この唇に残るものだけは忘れぬよう、おそれながら祈りながら。






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