過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga sage]
2016/03/01(火) 22:41:43.70 ID:viUAztLD0
カミラ「カムイ、ルーナとベルカに王城へ行ってもらったわ」
カムイ「はい、ありがとうございます。少しすればマクベスさんもこちらにやってくるでしょう。もっとも、本来ノートルディアにいるべき私達がここにいることで色々勘ぐってきそうですが」
ゼロ「仕方無い。突然賢者に飛ばされて、レオン様の自宅に戻ったらすでに戦闘状態だった。そう言う以外に方法はないんだからな」
オーディン「しかし、もう少し早くたどり着けていれば、使用人も幾人か助けられたかもしれないって考えるとな……」
カムイ「そこは考えても仕方ありません。こんなに後手後手に回っていながら、レオンさんとサクラさん達が助かっただけでも奇跡なんですから」
エリーゼ「そうだよね、でも本当に間に合ってよかった。だけど、サクラ大丈夫かな?」
カミラ「大丈夫、レオンが一緒にいてくれているわ。それにあの子たちも、見知った顔のほうが安心できるはずよ」
カムイ「はい、サクラさん達のことはレオンさんにお任せしておきましょう。それが今できる私たちの最善でしょうから」
モズメ「せやな……、ところでカムイ様」
カムイ「なんですか、モズメさん。なにか気になることでもありましたか?」
モズメ「えっと、それなんやけど」
アクア「…………」ギューッ
カムイ「ああ、アクアさんですか。仕方ないですよ、無茶をしたことは確かですから」
カミラ「うふふっ、腰に巻きついてまるで恋人に甘えているみたいね」
カムイ「私もアクアさんも女性ですから、その例えはおかしいですよカミラ姉さん」
カミラ「そうかしら? でもさすがにシャーロッテに支えられて戻ってきた時は、私も心配したのよ?」
カムイ「油断していたとしか言いようがありません、心配をかけたようです」
カミラ「ええ、でも無事でよかったわ」
カムイ「はい。それにしても傷が癒えているのに、アクアさんは大げさですよ。もう大丈――」
アクア「………」ググッ
カムイ「いたっ、ちょっと、アクアさん痛いです」
アクア「……心配したのよ」
カムイ「…はい、すみません。アクアさん」
アクア「……」
カムイ「……」ナデナデ
アクア「……」
カムイ「……心配してくれて、ありがとうございます。アクアさん」
アクア「………」
「……ばか」
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