過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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347: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/02(土) 23:20:05.87 ID:xzfYA5fM0
マークス「父上が?」

エリーゼ「うん。あのドロドロはね、竜の血がどうとか言ってたの。たぶん、あたしにもある竜族としての血がほしかったんだって思う。だからあたしでもレオンおにいちゃんでも、カミラおねえちゃんでも、マークスおにいちゃんでも誰でも良かったんだと思う。ドロドロにつかまれて、食べられそうになった時ね。エリーゼっておとうさまが呼んでくれたの……」

カミラ「お父様が?」
以下略



348: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/02(土) 23:32:57.77 ID:xzfYA5fM0
エリーゼ「それを聞いてたら体が宙に浮いて、劇場の天井が見えたの。おとうさまがあたしを助けるために外へ投げてくれたんだって思う」

カミラ「どうしてそう思えたの?」

エリーゼ「声が聞こえたの」
以下略



349: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/02(土) 23:43:50.24 ID:xzfYA5fM0
アクア「うっ、うううっ!!!」

 ドサッ

カムイ「アクアさん!? どうしたんですか」
以下略



350: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/02(土) 23:57:48.08 ID:xzfYA5fM0
アクア「……あの時、私はガロンを正気に戻すために力を使った。今の現象はその代償として私が受ける呪い。みんなに気付かれない様にしてきたけど、流石に今回は予想外だったわ」

カミラ「まさか、シュヴァリエの時も?」

アクア「ええ、あの時はみんなカムイを心配してくれたからどうにかできたけど、今回はそうもいかなかったみたい」
以下略



351: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/03(日) 00:16:28.33 ID:cBZnoqwt0
カミラ「エリーゼの言う通りよ、アクア」

アクア「カミラ」

カミラ「あなたはお父様を殺そうとしていたわけじゃない、助けようとしてくれていた。だから感謝はするけど責めるつもりはないわ」
以下略



352: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/03(日) 00:26:32.00 ID:cBZnoqwt0
今日はここまでで

 ガロンは元々子煩悩だったことを考えると、こういう風に家族を思っている描写があっても良かった気がするという感じの流れです。
 暗夜は今まで過ごしてきたカムイが兄妹との絆をはぐくむより、今まで離れていたアクアが絆を強めることのほうが良い気がしたので、こういう形になりました。 

以下略



353:名無しNIPPER[sage]
2016/04/03(日) 00:30:23.77 ID:ED0Mr9PQ0

ズンドコダンスのガロンの苦悶は押さえ込むって解釈か…すっごいいい感じ


354: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/04(月) 22:19:06.01 ID:3+3DodtH0
カムイ「異形神ハイドラ……それが、エリーゼさんの聞いた変な声の正体ということですか……」

マークス「しかし、なぜ父上はそのような者に……。かつての父上を知る限り神託になど縋るような、そんな人間ではなかった。少なくとも、己の儀を持って戦っていた」

アクア「ええ、ガロンの話はよくお母様から聞かされていたから、そのことはわかっているつもりよ」
以下略



355: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/04(月) 22:31:32.56 ID:3+3DodtH0
レオン「暗夜王国の繁栄っていうのは僕たち、いや暗夜王国に住む者たちに対して示されるもので、本当に父上がしようとしていたこととは違うのかもしれない」

マークス「父上が示していたのは、王としての使命ということか……」

レオン「うん、そういうこと。暗夜と白夜の戦争は繁栄をもたらす、いわば皆が剣を持って戦うための理由を父上が僕達に課していた形だったのかもしれないからね」
以下略



356: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/04/04(月) 22:43:59.71 ID:3+3DodtH0
マークス「無限渓谷がその停戦ラインとして機能し始めたのがその頃だ。互いの接触を出来る限り避けるためにな」

カムイ「そう言えば、最初にお父様から受けた任務は放棄された城砦の偵察でしたね。すでにあの頃から……」

アクア「すべてではないけど、恐らくはね。今まで緊張状態で止まっていた状況を崩して、本格的に戦争を再開させるのが奴の最初の目的だったのかもしれない。カムイはこの長く続いていた均衡を崩すために送られて、そして殺されかけた」
以下略



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