過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―3―
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919: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/06/09(木) 22:22:50.67 ID:3LDpXjjP0
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 二人の不安を煽るように現れたメイドたちに連れられ、通された食堂はどよめいた。そんな中、すでに死に装束ともいえる真っ青な雪化粧を施した厨房担当のメイドがマクベス包丁を手渡そうとしている。その剣で好きにしてくださいと言っているようだった。
 まて、早まるな。まずは状況を説明するようにと、マクベスは詰め寄った。涙を流しながら、そのメイドはごめんなさいを皮切りに厨房へとマクベスを案内する。
 その瞬間、マクベスの目から涙がこぼれた。その燦々たる光景にではない、入った瞬間に目と鼻に一気に感じた刺激の所為である。鼻に突き刺さる刺激、目をこすりたくなるような痒みに保護のためと瞳に潤いが延々と供給されていく。
 これは一体なんなのですか!?思わず、言わずにはいられない。

「カムイ様が手伝ってくれた御食事の影響です」
「食事、食事ってなんですか!? ここは魔女の工房ですか、この粘膜を刺激するようなむせかえる臭い、修業時代を思い出してしまいますよ!」
「うっ、頭痛い。きもちわるっ……」
「ちょっと、モーニングメイド。勝手に外に出ないでください」
「だ、だって、これあれですよ。人が行動できる範囲の臭いじゃないですよ。このままじゃガロン様ではなく、カムイ様に殺されてしまいます!」



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