12: ◆URZSDzTujc[saga]
2016/03/05(土) 22:19:23.83 ID:oWKQ99WdO
【銀の騎士の凱旋】
フランス某所の墓地
昼下がりの木漏れ日が死者達の眠りを優しく包んでいた
そこへフラりフラりと一人の青年が歩いてきた
銀色の頭髪は円柱のようにセットされていて鍛え抜かれた両腕が露出している
耳の半分に割れたハートのイヤリングは風に遊ぶかのように揺れていた
だがもっと目を引くのは至るところに巻かれた彼の包帯に生々しい傷跡だ。左手の指はまるで削ぎ落とされたかのように二本無かった
「ただいま…シェリー…」
彼―ジャン・P・ポルナレフはそっと美しい花束を大切な女性の墓へと供えた
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