過去ログ - 【孤高のキラークイーン】
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4: ◆URZSDzTujc
2016/03/05(土) 12:38:15.79 ID:oWKQ99WdO
「貴女の場合…手はとても魅力的ねぇ…フゥ…見とれてしまうほどに美しい。けれどまるで愛を引き寄せないわね。寧ろ…初回サービスで手もいじらせてもらうわ。顔は眉を少し弄ればとても良くなるわね。早速始めましょう」

私はベッドに寝転がされると静かに目をつぶった
期待と不安を織り混ぜた気持ちはまるで何時間も過ぎ去ったかのように感じてしまう

「良いわよ…フゥ…効果はたった『30分』。けれどその『30分』の間だけ貴女はシンデレラになれる。愛と出逢うシンデレラにね」

私はお金を払い短くお礼を言うとすぐに表に出た
貴重な『30分』を無駄にしたくない一心だったのだ。何かを彼女が言いかけていた様な気もしたが私は結局聞かずじまいだった


エステ・シンデレラで辻彩は気だるげにまた椅子にもたれ掛かった。さっきの彼女に気になることが一つだけ残っていた
あの手…見とれてしまうほどに美しいあの手だ
一言やはり気を付けてと言うべきだったろうか?
美しいものは時に妖しいモノすら惹き付けてしまうかもしれないと言うことを
今度来たときに言おうかなと考えるのをやめて彼女は気だるげに一息ついた


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