過去ログ - 美希「雪歩は真くんが好きなんだから」
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:22:42.66 ID:7VyeyH9X0

『relations』

 ミキのデビュー曲

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:23:55.43 ID:7VyeyH9X0

 ここまで考えて、軽く笑ってしまった。さっきの例え話は例え話でもなんでもない。

 雪歩

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:25:25.22 ID:7VyeyH9X0

「おはよう、美希ちゃん」

「待ってたの雪歩!」

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:27:04.23 ID:7VyeyH9X0

 2時間ほど美希ちゃんの部屋でお喋りをした後、美希ちゃんは「あのね、今日はミキが料理作ったから一緒に食べよ?雪歩もお腹空いたよね?」と、私の手を引いてリビングへと歩みを進めた。

(料理なんてするんだ……)

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:29:42.80 ID:7VyeyH9X0

「今度は雪歩の淹れたお茶を飲みながら食べようね」
 
 食後にキラキラとした表情でそう語る美希ちゃんに、私は肯定の言葉を返した。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:35:09.92 ID:7VyeyH9X0

 ……私たちが関わりを持った理由は2つある。まず、同じアイドル事務所に所属しているのが1つ。

 そしてもう1つが、真ちゃんだ。

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:36:53.02 ID:7VyeyH9X0

 ……わかってる。私が本当に嫌いなのは、美希ちゃんじゃなくて、私自身なんだって。

 美希ちゃんのように素直に好意を示せたら、私と真ちゃんの関係も今とは違ったのかな……。美希ちゃんへの嫌悪感は、私のできない事をあっさりと実行できる美希ちゃんへの羨望の裏返しなんだ。

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:43:59.44 ID:7VyeyH9X0

(またするんだ……)

 美希ちゃんの部屋のベッドの傍らで、私は心の内で深い溜息を吐いた。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:46:05.78 ID:7VyeyH9X0

 あの時は――ベッドの中で、まずはキス。お互いの唇が軽く触れるだけのものから、軽く舌を絡ませるものまで。(ここまではデート中に数回経験していた)

 手探りでホックが外され、ふとんの中で私の胸が露わになる。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:47:30.48 ID:7VyeyH9X0

 母親の胸で眠る赤ちゃんのように安らかな表情で目を閉じてじっとしている美希ちゃんを見て、私は困惑を隠し切れずにいた。

 え?……この状況は何なの?

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/03/05(土) 13:49:39.72 ID:7VyeyH9X0

 美希ちゃんの口から規則正しいリズムで呼吸の音が聞こえてくる。本当に寝てしまったみたいだ。

 私は呆れながらも少しだけ付き合ってあげようかと思い、美希ちゃんの頭を撫でてあげた。
 
以下略



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