26: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:35:37.19 ID:OqI77wkGo
P「杏がさ、中学の卒業式の思い出を話してくれてな」
幸子「おお…なかなか興味深いじゃないですか…」
P「屋上で昼寝してる間に卒業式終わっちゃったってさ」
27: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:36:51.73 ID:OqI77wkGo
幸子「さて、卒業式の思い出話ってことですけど」
幸子「決して小学校での卒業式のお話をするわけじゃありませんよ?」
P「ん?どういうことだ?」
28: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:38:21.50 ID:OqI77wkGo
幸子「酷いとは思いませんか!?」
幸子「普通はボクが遅れてくることも予測して、一つはボタンを残しておくべきでしょう!」
幸子「これには流石の慈悲深いボクでも彼を許すことはできませんでした…!」
29: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:39:30.25 ID:OqI77wkGo
P『(卒業式も終わっちゃったな…)』
P『(あとは仲良かった奴と適当に話して帰るだけか…)』
P『……』
30: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:40:20.90 ID:OqI77wkGo
ちひろ『その…私のことなんか知らないと思うんですけど…』
ちひろ『私、ずっと先輩のことを見てましたっ!』
P『(俺か?俺に話しかけてるのか!?)』
31: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:41:19.03 ID:OqI77wkGo
ちひろ『…ありがとうございました♪』
ちひろ『高等部でも頑張ってくださいね!』
ちひろ『私、先輩のこと応援してますからっ!』
32: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:42:26.47 ID:OqI77wkGo
P『(くそっ…!今ならまだ間に合うか…!?)』
幸子『はぁはぁ…!』
P『(でも、中高一貫校だしまた偶然会うことも…)』
33: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:43:35.61 ID:OqI77wkGo
幸子『そ、その…当然まだ残ってますよね!?』
P『の、残ってるってなにが…?』
幸子『可哀想なのでボクが全部…!』
34: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:44:29.01 ID:OqI77wkGo
幸子『こ、これ…ボクの為に…?』
P『あー…なんていうかその…』
P『もし良かったら貰ってやってくれないかな…?』
35: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:46:01.23 ID:OqI77wkGo
幸子『でも、気持ちはわからなくはありません!』
幸子『相手はこんなにもカワイイボクなんですから…』
幸子『やっぱり愛の告白の仕方も、それ相応のものにしたいと思うのが当たり前でしょう!』
36: ◆8AdAXy0jTvVn[saga]
2016/03/06(日) 10:47:19.85 ID:OqI77wkGo
P「……」
P「(こんなところだろうか…)」
P「(面識が無い状態から、いきなりハッピーエンドに持っていくって難しいな…)」
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