過去ログ - 【安価で設定】神同士の戦いで敗れた貴方は人間として生きる事になりました。
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/03/10(木) 14:48:44.19 ID:xMf5lEM/0


理想とはそう言う者、手が届く範囲に存在すれば、それは理想では無くなってしまうが故に。

「簡単な話だよ益荒神。その格を遣せ、私が人を救う」

そして、唐突に格の移動は始まる。

「名を名乗ろう、私は■■■、今では最早存在しない名前ではある、故にこれより神と成るならば、私が名乗るべき名は"人柱神"」

「世界全ての不幸を担い、私は人類に幸福を齎す。祈りすらも存在しない寄り良い世界を作るが為に、私が神と成る」

「馬鹿が、ふざけた事を抜かすな、格の移動なんかさせはしねえ、俺は理想の存在なんだ、格を移動しちまったら、一体誰が俺の代わりを勤める」

「ふざけている?ああ、なればそうだろうな。知っているか益荒神、何故私が貴方を選んだのかを」

益荒神は知らない。

彼が、現代に置いて一体どの様な存在、扱いを受けているのか。

そう、ソレが……人柱神が真実を告げた。

「あなたは最早誰にも祀られる事の無いただの物置なのだよ、他の神は、何れかまだ信仰されている。けれど、最早あなたには誰も手を合わせる事が無いのだ」

「故に語ろう、その真相を、益荒神、最早貴方は誰にも必要とされていない」

そして、"格変"が起こる。

座の移動が感じられる。

全てを知り、全ての能を扱う力が消えて行くのを感じられた。

格の移動が始まる。

「ああ、格も私を選んだようだ。もう、あなたの場所など此処には存在しない、堕ちるが良い益荒神、堕ちて必要とされない世界を見るが良い」

天地が崩壊する。

益荒神は既に神としての力を無くし、そのまま地へと堕ちた。



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