13: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/03/10(木) 22:01:16.13 ID:XPjlZSbA0
〜 翌日 〜
天津風「さ、今日もお墓掃除よ。全員いる?」
浜風「珍しく島風がちゃんといますね」
島風「フン」
天津風「絶対に逃げると思って、朝から捕まえておいたのよ」
浦風「で、草むしりもなんとか終わったけぇ。次は何しよるん?」
天津風「いよいよ磨くのよ。墓石を」
雪風「雪風、準備はバッチリです! 一番呪われそうな時津風ちゃんには、この新品のタワシをあげます!」
時津風「よーし、これでピカピカに磨いて汚名返上するぞぉー」ゴシゴシゴシゴシ
天津風「皆よく見ておいて、このようにタワシで擦ると墓石が傷つくから、絶対にやらないこと」
雪風「はーい!」
時津風「ちょっとぉおーー!!?」
天津風「那智さんが一通り説明してくれたでしょ?」
島風「スポンジに水とか洗剤を含ませて磨く。文字の彫刻部分は歯ブラシで汚れをとる。
仕上げに水をかけて、タオルで拭く。これでいいんでしょ?」
天津風「あら意外。島風、あなた案外人の話を聞いてるのね」
島風「早く終わらせたいだけだもん」
浜風「初めて目にしたときは驚きましたが、この墓石の数にも慣れてきましたね。素早く終わらせましょう」
浦風「ひょっとしたらうちらのご先祖様が眠っとるかもしれんけん。見つけたら後で教えてな?」
天津風「ご先祖様って言い方は少し違うような気もするけど、まぁイメージとしてはそんなところかもね。
それに自分の墓を見ているようで少し不気味な気はするけれど、確かに気にはなるわ」
雪風「会って話すといいって、那智さんも言っていました!」
時津風「えぇー……お化けと話したくはないなぁ……」
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