過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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17:1[sage]
2016/03/13(日) 00:08:04.83 ID:liDu2/2B0

一色「でも、こんな可愛い後輩女子に壁ドンできる機会なんて、先輩のセミのように短い一生の中で滅多にないことなんですよ?!しかも今なら無料(ただ)ですよっ、無料っ!」

八幡「…この際だからお前が可愛かどうかはともかくとしてだな、それ以前に何で俺の一生が短いことが確定事項みたくなってんだよ」


雪乃「――― 一色さん?先程から聞いているとあなたどうやら何か思い違いをしているようだけど」

一色の暴走を見かねた雪ノ下が手にしていた文庫本をぱたりと音を立てて閉じ、淡々と説教モードで割って入る。

ほれみたことか。こってり絞られて海よりも深く反省しろ。

雪乃「――― セミの幼虫は暗い土の中で約七年間過ごすのよ。だから昆虫の中ではむしろ長生きと言えるわね」

結衣「って、そっちなんだ?!」

八幡「…出たなユキペディアさん」なんでそんな無駄に広い知識披露すんだよ。しかも今このタイミングで。

雪乃「でも、孤独で暗い十七年間を過ごしてきたという点では、比企谷くんはまさに十七年ゼミね。なるほど、ある意味、的を得ているといってもいいわ」ふむふむと一人頷く。

八幡「何気に酷いこといってんじゃねーよ。とりあえずお前は今すぐ全力で謝れっ!」

雪乃「あら、ごめんなさい。さすがに今の発言はちょっと失礼だったかもしれないわね、セミに対して」

八幡「…俺は虫ケラ以下の存在なのかよ」



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