過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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792:1[sage]
2017/01/16(月) 00:41:11.77 ID:V9w0gTrz0

倒(こ)けつ転(まろ)びつしながらも、雪ノ下によって拉致同然に強制連行された場所は、先程と同じく校舎最上階の踊り場。
どうやら今日はよくよくこの場所に縁があるらしい。


以下略



793:1[sage]
2017/01/16(月) 00:43:24.97 ID:V9w0gTrz0

八幡「それにしてもお前ってば、相変わらず体力にはからきし余裕がないのな」

ジャージの胸元はまだまだ十分過ぎるくらい生地に余裕があるみたいだけど。

以下略



794:1[sage]
2017/01/16(月) 00:46:14.85 ID:V9w0gTrz0

高校入学の初日、俺は由比ヶ浜の飼い犬である家具付きの貸部屋みたいな名前をしたミニチュアダックスフント ――― サブレット? いや、サブレだっけか? ――― を助けるために、雪ノ下の乗る車に撥ねられて足を骨折し、その後暫く入院生活を送ることを余儀なくされている。

俺としてはそんな事なんてとうの昔に忘れていたし、それ故の失言でもあったのだが、間接的にとはいえ加害者の立場である雪ノ下が覚えていないはずがない。

以下略



795:1[sage]
2017/01/16(月) 00:49:17.56 ID:V9w0gTrz0

雪乃「ところで、私に話っていったい?」

やっと呼吸も落ち着いたのか雪ノ下が改めて俺に問うてきた。

以下略



796:1[sage]
2017/01/16(月) 00:53:11.85 ID:V9w0gTrz0

八幡「由比ヶ浜には何て言うつもりなんだ?」

雪乃「 …… 彼女には折を見て話そうとは思っているのだけれど」

以下略



797:1[sage]
2017/01/16(月) 00:54:32.24 ID:V9w0gTrz0

間の悪いことに、丁度そのタイミングでひと組の男女が踊り場に姿を現した。

俺達がいることに気が付くと、明らかにぎょっとした様子を見せたが、気まずそうに顔を見合わせるとすぐに踵を返す。

以下略



798:1[sage]
2017/01/16(月) 01:02:08.86 ID:V9w0gTrz0

ややあって、俺が再び口を開きかけると、


雪乃「そろそろ昼休みが終るわ。もう行かないと」
以下略



799:1[sage]
2017/01/16(月) 01:04:08.11 ID:V9w0gTrz0

俺の安っぽい兆発に、ほんの少しだけ、雪ノ下の向ける視線が尖る。

だが、それも束の間に過ぎず、

以下略



800:1[sage]
2017/01/16(月) 01:07:57.13 ID:V9w0gTrz0

雪乃「これ以上変な噂が立たないように、別々に降りて行った方がよさそうね」


俺に向けたままの背中から、言葉よりも明瞭に会話の継続を拒む気配が伝わった。
以下略



801:1[sage]
2017/01/16(月) 01:11:54.54 ID:V9w0gTrz0

短いですが、キリがいいので今日はこんなところで。時間があれば近日中にまた。ノシ


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