過去ログ - 吹雪「目覚めると、そこは如月ちゃんのパンツだった」
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171:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/03/24(木) 22:43:14.14 ID:DYtvPPriO
――――鎮守府、母港、深夜

如月「吹雪ちゃん、遅いなぁ……」

水際に立ち、流れる微風に髪を靡かせながら、彼女は吹雪の帰りを待っていた。

暗い表情も、遠くに感じる航行音を聞いて明るさを取り戻す。

如月「吹雪ちゃん……?」

だが、気付く。
様子がおかしい。

全速力で港内に飛び込んだ吹雪は、陸にぶつかって転がる様に倒れた。

隣に、投げ出された――利根の姿。
意識は、未だ戻らない。

当の吹雪の艤装は大破していて、彼女の服も所々焼け焦げていた。

如月「――吹雪ちゃん!?」

金切り声を上げる。

消えそうな意識を絞り出して、吹雪は一言。

吹雪「わたしたち、を……ドック、へ」

それだけ言って、意識は手放した。

如月は彼女に駆け寄って抱き起こす。
詳しく様子を確認して、一つ、安堵。





傷だらけでも、彼女が五体満足で戻って来てくれたことを――少しばかり、喜んだ。


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