過去ログ - 【艦これ】磯風「師匠ーっ! これが磯風の三倍返しだあああぁ!」
1- 20
7: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:21:57.48 ID:fnQ2TFRqo
磯風「今思えばなぜ用意しなかったのか。もしかしたら無意識の内に、師匠との料理の腕前の差を知るのを、恐れていたのかもしれない」

磯風「いや違う……! 磯風は師匠の期待に応えられないことを。そして師匠の教えを完全にものにできていないことを恐れていたのだ!」

磯風「この磯風とあろうものが……なんて無様な!」
以下略



8: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:22:40.50 ID:fnQ2TFRqo
〜回想〜

磯風「師匠……卵焼きとやらは、こんなにぐちゃぐちゃなものだったのか?」

阿武隈「えっと……違うと思うよ」
以下略



9: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:23:49.37 ID:fnQ2TFRqo
阿武隈「焦っちゃダメだよ、磯風ちゃん。最初は誰だって一からのスタートなんだから」

阿武隈「ゆっくり、そして確実に。磯風ちゃんのできる範囲で、その中で頑張っていけばいいの」

阿武隈「ほら、まずはおいしくできたことを、自分で褒めてあげて?」
以下略



10: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:24:54.35 ID:fnQ2TFRqo
〜回想終了〜

磯風「こうして磯風は師匠に料理の技術と楽しさを教わってきたが……まだ師匠の腕前に追いつくには程遠い……!」

磯風「それなのに、師匠の三倍だと? ホワイトデーは磯風に死地に赴けと言うのか!?」
以下略



11: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:25:42.27 ID:fnQ2TFRqo
磯風「もう大丈夫だ初霜、若葉、深雪。そして電さん。答えは得た」

磯風「そもそも、現時点で磯風が師匠の三倍上を行くと言うこと自体が誤りだった」

磯風「現時点での、磯風の全身全霊を師匠にぶつけるのみ」
以下略



12: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:27:33.82 ID:fnQ2TFRqo
――その頃。

提督「すまない、赤城、由良。個人的な用事に付き合ってもらって」

赤城「いえ、構いませんよ」
以下略



13: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:28:19.82 ID:fnQ2TFRqo
赤城「……提督は、柔らかくなりましたね」

由良「え?」

赤城「前から優しい方でしたが、以前はもっと固く、私達と一線を引いているところがありました」
以下略



14: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:29:28.97 ID:fnQ2TFRqo
提督「阿武隈、ここにいたのか」

阿武隈「あっ、提督? ……どうかしましたか?」

提督「別に用事がなくても、阿武隈に会いに来たっていいだろう?」
以下略



15: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:30:45.33 ID:fnQ2TFRqo
白露「……ねえ、時雨。あたし達、ここでこのまま見ていていいのかな?」

時雨「そう思うなら、さっさと退散すればいいじゃないか。最初に覗き見してたのは姉さんでしょ」

白露「だって部屋の中とかならともかく、人がいてもおかしくない港で渡し始めるんだもん! 悪気なくても見ちゃうじゃない! ねえ?」
以下略



16: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:32:00.84 ID:fnQ2TFRqo
磯風「師匠! この磯風、逃げも隠れもしない! ホワイトデーに正面からぶつかってみせる! それが例え無謀な行為であってもだ!」

磯風「受け取ってくれ! 師匠ーっ! これが磯風の三倍返しだあああぁ!」

白露「いっちばーん!」
以下略



17: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/03/14(月) 01:32:29.12 ID:fnQ2TFRqo
これで終わりです。
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。


21Res/21.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice