過去ログ - グリP「これ茜ちゃんが着ていたサンバカーニバルTシャツだよね」
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13:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 09:05:36.48 ID:CH1vAMGiO
今回ばかりはプロちゃんのテンションがおかしくなっても責められない


14:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 09:50:56.78 ID:xGVM8aHgo
それ以前に載らないんじゃ・・・


15:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 09:54:46.94 ID:lLxtDWQGO
茜ちゃんかわいいからね、ちかたないね


16:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:37:25.60 ID:vdX1qarno
「yes yes I'm near near you~ フンフーンフンフーン……」

音が聞こえた、儚くも透き通った鼻歌とカツ・カツと地を鳴らすジューズ。
そのサウンドがうららかなのは劇場の音響効果が故か、否、彼女の心情が関係しているのであろう。言葉では言い表せない温かいもので心が満たされて、それでもって寂しい。小さな鼻歌は美しく響いたが、畳まれた観客シートには到底届かなかった。
彼女は何かを確かめるように左から右へとステージをゆったりと歩み、顔を上げ空席を見回していた。あの席にはオレンジ色のTシャツがあった。あっちの席のお客さんは片手に五本のサイリウムを持っていた、その全てが茜色だった。しっかりと自身のファンをこの目で確認した、全てだ。もちろんそれだけじゃない、本日一緒に出演した他のアイドルたちの熱狂的なファンも、いっぱい見ることができた。……でも、茜ちゃんのソロでは全観客が一様に私のことを応援してくれた。
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:38:17.58 ID:vdX1qarno
「……っぷ、くくく、あはははっ」

茜は吹き出した、男がその理由を訊ねると彼女は答えた。

「だってね、プロちゃんいつもはスーツなのに、今日はGパンにTシャツですっごいラフだから、そのギャップがね。あははっ、それに汗だくで、まだ顔が真っ赤なんだもん」
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:39:25.63 ID:vdX1qarno
「うっ、……うう、にゃはは……」

弱々しく笑い、震えだす彼女の頭を男が撫でた。何度も何度でも。

「……ぐすっ、もうっ、こんなときに頭ナデナデしないでよ」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:40:00.24 ID:vdX1qarno
グリP「………………」

茜「なんで選択肢が全て逃亡系なの?!」

グリP「いや、……だって俺プロデューサーで茜ちゃんアイドルじゃん」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:40:34.81 ID:vdX1qarno
グリP「り、理性の勝利です」

茜「…………………ッチ」

グリP「ビクッゥ!」
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 18:45:39.10 ID:vdX1qarno
茜「記念」

グリP「え?」

茜「記念だからさ、ちょっとだけ勇気出してみない? ね、プロちゃん」
以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 19:34:55.85 ID:vdX1qarno
男が彼女を抱き寄せた、小柄な彼女の身体はすっかり腕の中に収まってしまう。彼女も目一杯腕を回し、全身で男の体温を感じた。ライブの熱が冷めない二つの身体が、お互いに熱情を主張しあう。そのぶつかり合いは蕩けそうなほどの快感で、ゾクゾクと彼女の心を満たし始めた。

プロちゃんの体温で身体が溶けそう。

Tシャツの生地越しの広い胸板が良い。背中に回された彼の指先がジンジンと神経を震わせる。太い腕に拘束された腰元がこそばゆい。彼の方に乗せた顔の、その目がみるみるとまどろんでいく。それを彼女自身も感じている。
以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 19:35:25.88 ID:vdX1qarno
「もしかして、一生出られないのかなって。だって、他に歌やダンスが上手な子がいっぱいいるから。茜ちゃんが出る必要はないのかなって、ちょっとだけ思ってたんだ」

「そうか」

「茜ちゃんは必要ないのかなって、……ぐすっ、不安で……壊れそうで……」
以下略



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