過去ログ - 三つの願い
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12:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:41:38.79 ID:a+M0FpcZ0
 翌日。俺は上機嫌で学校に向かった。
 浮かれすぎて、鼻歌まで歌うほどに。
 学校に着くと、人だかりができていた。

「あれ、何かやってるのかな・・・・・・?」

 俺はテクテクとそこに歩いて行った。
 そこには、一人の男の人が倒れていた。
 頭から、血を流していた。

「なん・・・で・・・・・・?」

 後ろから、声がした。
 見ると、冬村さんが目を見開いて硬直していた。
 俺は彼女に駆け寄る。

「冬村さんッ!しっかりしてッ!」
「私のせいだ・・・私の・・・・・・」

 なんで彼女のせいなのかは分からない。
 俺はとにかく、彼女の頭を撫でてやる。
 大丈夫、大丈夫、と呟きながら。
 そして、冬村さんが落ち着いた時だった。

「・・・・・・何様のつもりだよ」


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