過去ログ - 三つの願い
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15:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:49:08.25 ID:a+M0FpcZ0
「な、にを・・・・・・」
「だから、やめさせるんですよ。いじめを。私の魔翌力があれば、いじめをしている人たちの命を奪うことも、学校の頂点に立つことも、世界を支配することも可能です」

 彼女はそう言って、微かに微笑む。
 たしかに、全ての頂点に立つという人生も悪くないかもしれない。
 でも、もっと良い方法がある。
 僕は、フラフラと彼女に縋り付く。

「ねぇ・・・僕が君に願ってから起こったことを、全部無かったことには・・・・・・できるかな?」
「・・・・・・可能です」
「じゃあ、2つ目の願いは・・・・・・それで」
「分かりました」

 彼女は目を瞑り、両手を広げる。
 すると、太陽が東に沈み、夜になる。
 時計の針が普段とは逆の向きに高速で回りはじめ、やがて西から太陽が昇り、それを何度か繰り返される。
 やがて、僕がランプを拾った日に戻ってくる。
 彼女は静かに、目を開けた。


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