過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
1- 20
523:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[sage saga]
2016/12/01(木) 23:47:02.01 ID:W6JMEc/Jo
どうしてこうなったんだろうなあ。
そんな思いと共に一瞬逃避しかけた現実と向かい合う。
眼前には嗚咽を洩らす壮年男性……。

「私としては、妻が戻らぬならば生きていても死んだと同じなのです……!」

惚気と愚痴の高度なハイブリッドに俺は内心頭を抱える。
夫婦喧嘩は犬も喰わないのは世の定説であるのだが、これはまたなんかもう違った感じで。
つうか、よそ様の夫婦生活(意味深)について仲裁するとか。それがまた、袁家の重鎮であるとかさ。

「ええと、まあ。落ち着いてください。
 なんとかしますから。ええ」
「かたじけない!」

近いよ。顔が近いしその勢いにドン引きだよちょっと待ってよ。そんなに縋りつかんばかりにされても問題の解決にはつながらないというかまだ何にも考えていないというか。

そもそもだ。問題を持ち込んだ韓浩はどうなのだと見ると、だ。
はい。知ってました。いつもの無表情です。
俺の目線に訝し気に首をかしげる。本気で怪訝そうな様子が無駄に可愛いぞこのやろうばかやろう。

◆◆◆


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/812.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice