過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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71:372 ◆vZOyjdZrOo[sagesaga]
2016/04/02(土) 00:04:29.10 ID:GBkHGCjAO

南皮城外。


広大な平原に無数の牙門旗が翩翻と翻っている。
演習とはいえ、総勢数万の人馬が集結している様は圧巻だ。

『袁』を始め、『顔』、『文』、『田』、『麹』 他主要諸将の牙門旗も見える。

数は少ないが、我が家の牙門旗もある。


整然と並んでいる将兵達 このまま実戦に出ても充分な士気を発している。

その耳に重低音の足音が

ずしん。ずしん。ずしんと聞こえ、やがて南皮最大の動物の巨躯が現れた 。


パオ



……おい、頼むからもう少し力強く吠えてくれ。

象の首辺りに座った私は いつもと変わらない鳴き声に脱力していた。

やがて将兵達の前で止まった象。その背中には特製の鞍が置かれ、数人の男女が座っている。


中央に袁逢様、その横に袁紹様。袁逢様の前に麹義様、横に田豊様。袁逢様の後ろに顔良。横に文醜。

私も含めた全員が完全武装で結構な重量が背中に載せられているのに、象は表情一つ変えずに佇んでいる。

将は流石に平静を保っているが、兵の中にはぽかんと口を開けて見ている者もいる。



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