過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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俯瞰者
◆e/6HR7WSTU
[sagesaga]
2017/09/25(月) 22:09:02.79 ID:npAga7uA0
「この三人が一番腹を割った話が出来るから。かしら?」
「腹を割った話。ですか」
「そう。正直な所、曹家にとって足りないモノについてのね」
そう言うと私を真っ直ぐに見据える曹操様。
……言わんとする所は解る。だが、人材ならこんな厄介事背負った人物でなくともそのうちまともなのが集まるだろうに。 「将来なんて当てにならないわ。それよりかは今確実に計算出来る人物が必要なのよ」
……ん?なら、各々ある点に特化した奴ならどうなんだろう?
「どういう事?」
……武であれ文であれ多少難があるが駒としてなら必要十分な奴ならば、数の力でどうにかならないか?
「そんな事言うのなら、当てはあるのね」
「眼鏡にかなうかはわかりかねますが、会ってみますか?」
ここで今まで我々のやりとりに口をはさまなかった夏候惇殿が、
「待て、文官はともかく将がそんな簡単に手に入るか?一人前の将にするのにどれだけの手間暇がかかるか知っているのか!?」
「中華に名を轟かせた将を連れてくるのなら無理だ。だが、「将とはなんぞや」を長い経験で身体で理解している奴なら、次に伝える事も可能だろう。
小康を保っている今だから出来る事も、それを手伝える存在もいる。
夏候惇殿、仮定の話だがもし今夏候惇殿が武運つたなく落命されたとして次を託せる存在は育てておいでか?」
「う!?うぬ……」
「ならば、平均でも幾重の修羅場を潜り抜けた人物を使えば良い。
一騎当千の人物は殺されてしまえばそれまでだが一騎当百の将が百人と、一騎当十の兵が一万いれば勝つとは云えないまでも守りきる事は可能だろう。
この陳留を陥落させなければとりあえず身動きは取れる。
よろしいか夏候惇殿、小康を保っている今だからこそ次を育てなされ。その為の伝手なら使いましょう」
「……横着、紀霊に仲介してもらって手打ちには出来ないの?」
「いやあのどうやってあの御方に繋ぎをつけるのですか?
第一曹操様まで巻き込んでしまいます。
やはり、早いところここを出る方が……」
「駄目。せっかくの人材みすみす捨てる愚か者にはなりたくないわ」
……なんでこう過大評価するかねぇ。
これ位少しの学と思考があれば誰でも出来るぞ。
なあ、そう思わんか?
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