過去ログ - ゆき「亜人?」
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467: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/10(水) 22:38:15.33 ID:xQt0KHc3O

『訓練火災でーす』

『くるみちゃん、みーくん、聞こえる?』


胡桃「これ、ゆきの声……!」


『わたしたち、先に避難してるね』

『安全なところに避難して、またあとで会おうね!』


胡桃「安全なところ……地下の避難施設か!」

永井「行くぞ!」


美紀の足はまだふらついていた。車から降りようとしたが足に力が入らず、身体がよろめく。


美紀「あっ」


地面に倒れた美紀に永井と胡桃がかけ寄る。


永井「恵飛須沢、そっちの手を持て」

美紀「す、すみません」

胡桃「気にすんな」


二人は美紀の肩を担いでミニクーパーまで運んだ。車の後部座席に座らされた美紀は、ポケットにいれておいた防犯ブザーがなくなっていることに気がついた。よろけた拍子にスカートのポケットからすべり落ちた防犯ブザーは、美紀がいた自動車の前輪のあたりに落ちている。


永井「拾ってくる」


永井が腰を曲げ防犯ブザーを拾いあげる。顔をあげたとき、永井はボンネットのすぐ横に位置していた。なので、永井の上身体を、自動車のボディが遮蔽することはなかった。

胡桃と美紀が見ているなか、突然、永井の首から血が噴き出した。右から左、首の真ん中あたりを高速でなにかが突き抜け、永井の膝がくずおれる。前方によろめき、地面に手をつく。




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