503: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 14:55:59.90 ID:jS9uIrpkO
胡桃「でも、おかげであいつらはほとんどいなくなったかな。残りも燃えちゃっただろうし」
美紀「そういえば、先輩の幽霊は命令を聞かないって言ってましたけど、それって普通なら命令を聞くってことですよね?」
永井「みたいだね。すくなくとも、佐藤さんの幽霊は命令通りに動いていたし。ほかにも、視覚や聴覚をリンクさせて、幽霊を通じてものを見たり聞いたりできるらしいけど」
胡桃「すごい便利じゃん。おまえ、いろいろできるくせに、なんでそれだけできないんだよ」
永井「僕だって困ってるんだよ」
美紀「でも、先輩の幽霊、そこがちょっとかわいくないですか?」
永井「はあ?」
美紀「いえ、言うことをきかないところとか太郎丸みたいだなあって……」
永井「直樹さんだけだろ、それ」
胡桃「こら」ボスッ...
永井「殴んな」
美紀「……もしかして、わたしだけですか? かわいいって思ってるの」
由紀「たっだいま〜。なになに〜? なんの話〜?」
由紀がお菓子の袋をいくつか抱えて戻ってきた。
美紀「ゆき先輩」
胡桃「なあ、ゆき、全身真っ黒でがっちりした身体つきのミイラ男みたいなのっぺらぼうの透明人間ってどう思う?」
由紀「うえぇ……それ、おばけ? こわい話はやめてよー」
胡桃「だよなあ」
美紀「説明の仕方がわるいんですよ。というか、口で伝え切れるものじゃないです。遠くから眺めてると、たまにとても愛嬌のあるしぐさをするんですよ。たとえば、永井先輩の命令をよくわかってないのか、小首を傾げたりとか……」
永井「……」
悠里「永井君、引かないであげて」
584Res/446.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。